燻製の誕生

燻製は世界中で古くから伝わる、木材を熱して発生した煙で食品をいぶす調理法です。煙でいぶすことにより、食品の乾燥が進み水分量が減り、腐りにくくなる効果があるそうです。
そんな燻製は一体いつ誕生してどのように私たちの生活に広まったのでしょうか。ここでは燻製の誕生したきっかけ、燻製の種類などについて書いていこうと思います。

燻製の始まり

燻製は今から約13,000年前の石器時代に誕生したといわれています。石器時代は、石を加工し武器や生活用品を作り生活していた時代です。そこで作った武器が活躍し、動物の狩りが盛んになってきました。狩りが盛んになり食料が増えていくにつれ、人口も増えていきました。人口が増えると食料ももっと必要になります。
食に飢えた人々が増えることを防ぐために、食料を長期保存する方法が必要になってきました。
そんなある日、火の近くに吊るしていた肉が偶然煙でいぶされ、燻製状態になったそうです。この偶然を元に、人々は食品を煙でいぶすことにより、燻製状態になり腐りにくくなることを知りました。
偶然起きた出来事によって人々の生活が保たれることになるとは思いませんでしたね。これが燻製の誕生秘話となります。

燻製の種類

燻製の種類は大きく分けて３種類あります。

熱燻

熱燻は80℃以上の高温で食材をいぶす方法です。いぶす時間は10～60分でお手軽ですが、食材の保存には向かないので、キャンプやBBQ向きです。
代表的な食品はスモークチキンや牡蠣です。

温燻

温燻は30～60℃で食材をいぶす最も一般的な方法です。いぶす時間は数時間から１日程度で、長時間いぶすため水分が抜け、５日ほど保存できます。
代表的な食品はベーコンやビーフジャーキーです。

冷燻

冷燻は15～30℃の低温で食材をいぶす方法です。いぶす時間は1～4週間と長く、温燻以上に長くいぶすため水分がかなり抜け、長期間保存できます。
代表的な食品は生ハムやスモークサーモンです。

大昔に誕生した燻製が進化して、今私たちの食卓に並んでいると思うとロマンを感じますね。

薫家では、自家製の燻製を売りにしています。
特に、チーズ、チキン、合鴨、シシャモ、ナッツ系の定番メニューが人気です。また、季節によっては牡蠣や数の子、アナゴなど他では味わえない珍しいオリジナル燻製もご用意しています。
燻製料理が食べたいと思ったら、ぜひ薫家にお越しください。